がべ捨て場

がべ以外を捨てないでください。 月1更新の予定。

拙者はまどマギを見る武士なり。

とぅっとぅる〜でござる。

 

拙者はdアニメストア藩のがべでござる。

一応オタクであるが武士の身分である。 身の丈は6尺ほどで蹴鞠の全国大会で優勝したこともあり。アニメのキャラに例えればやはり銀魂の神威で候。自ずからそう覚ゆることはなかれど朋友皆口を揃えてかくに言う。前に山賊に襲われたことがあったでござるが夢うつつになりし後山賊拙者の前にてぼこぼこなる姿になり果つる。共にいた女子拙者に首っ丈に覚ゆるが見返り美人図似の思ひ人いるからやめてほしかったでござる藁

ちなみに十四にて人を斬ったことあり。←聞かれてないでござる藁

こう見えて拙者オタクでござるよ?

 

 

少々自己紹介が過ぎたでござろう。しかしこれからアニメの話をする拙者のことを少しでも知ってほしいとの願いあって成したことである。ちなみに朱子学は拙者の学び舎にて首席であった藁

こんな拙者であるが現代の文化に触れてオタクになってしまったのでござる。

と云うわけで本日はこの記事にてオタクもすなるアニメの話といふものを武士もしてみむとするなり。

 

 

面白かったアニメの話をしたいと思ふが最近見た面白かったアニメといえばやはり「魔法少女まどか☆マギカ」でござるな。

魔法少女まどか☆マギカ」以降も何本かアニメはやっていて「STEINS;GATE」なども見ていたのでござるが(冒頭のあいさつは流行に乗ってみたでござる藁)ある日突然テレビが映らなくなってしまったのでござる。あの時のことを今思い出しただけでも冷や汗が出てくるでござる。拙者無防備の際に敵に刀を向けられる時も恐らくこのように覚ゆるのだろう。あの付近「ちでぢか」なる広告が何度も流れ始めていたしもしかするとそれが影響しているのかもしれぬな。あの忌々しき黄の衣服を纏った獣が拙者のテレビを殺生してしまったのであろう。重ねて拙者dアニメストア藩でありここではアニメがいつでも見られるということになっているでござるが「インターネット」の使い方がよく分からずアニメを見れないでござる。悔しいでござる!悔しいでござる!

そんなこともあって拙者のアニメ歴は「魔法少女まどか☆マギカ」で止まっているでござる。

即ち、流行の最先端なるアニメはまどマギなことは言うまでも無し、早速まどマギに関する記事を書いて藩内の位の向上に励むでござる。(拙者の藩ではアニメに詳しい人間が偉い藁)

 

そなたらはまどマギを見たことがあるでござろうか?この記事ではまどマギのねたばれを含んだ記事となっているでござる、見たことがないうつけはこの記事を読まないことを勧めたい。このアニメをネタバレした状態で見るのは御前試合同様、あぢきない物でござる。心して読まれてほしい。

 

 

 

まどマギは神でござる

少し前に全話見たがあの作品はとても目映い作品であった。登場人物について触れるのも非常に大事でござるが今回ではやはり話に触れていこう。

まずこの作品でもっとも視聴者がたまげたところといえば言うまでもなく參話のマミ殿の魔女に喰わるるところでござろう。まさか魔法少女ものにて、更にひだまりスケッチなる作品を経験してからこのようにはかなく死ぬシーンを見せられるのはなんという嫌がらせでござろうか。拙者はあのシーンを実際に見た時叫び声をあげてしまったでござる。拙者の住まうdアニメストア藩邸では拙者以外にもまどマギをリアルタイムで見ていた故幾多の阿鼻叫喚で満ちていたでござるなぁ藁アニメキャラを失うことを友の命を失うと同義、dアニメストア藩の教えが自ずから感じられた瞬間でござった。その後さやか殿と杏子殿も失はれた。もはや絶望でござった。この物語の本質は仇話までではアニメ学者の身でなければ分からないことであるが拾話を超えてから規模の広がり方、今までの謎がするりするりと解けていく展開は眼を見張るものであった。ほむら殿が特殊な人物であることがずっと描かれていたでござるがまさか時間を操る魔法少女でまどか殿が先に魔法少女になってワルプルギスの夜に負けた時間軸から来たとは思ひ遣らなかったでござる。この時点で拙者は「最後は今の世界戦でほむら殿を運命から救うことを願って魔法少女になったまどか殿とほむら殿が協力して倒しハッピーエンド」と言う展開を思ひ遣ってしまったでござるが誠に未熟者であった。拾話を見ていると実際にまどか殿がワルプルギスの夜奴を倒した時間があったが最強の魔女となってしまいこれはどうしようもないのでは?と、拙者テレビに入りて義によって助太刀致そうかと考えつつこの作品に真剣になっておった。

 

ほむらの力では倒せずまどかでは倒せなければ目標を達成できず倒せてもまどかは魔女化してしまいまどかを救う目標が達成できない。

 

おのれ虚淵、こいつは困った。マミ殿の言葉を借りればみんな死ぬしかない、拙者までもこのような気持ちに陥ってしまったでござる。同時期にニャル子殿の萌ゆる話に癒しを感じていなければ拙者もこの地獄に負けていたのかもしれないでござるなあ、武士といえどアニメキャラの絶望には兎角弱いものであった。藩内で武道は拙者の右に出る者はおらんが泣きアニメに対する拙者の弱さは異常でござった。

拾壹話にてこのアニメで主に使われている時間軸でのワルプルギスの夜奴との闘いがあったが奴は兎角強かったでござるなぁ、準備万端のほむら殿の攻撃にもほぼ無傷。敗れしところにまどかが現れた。ほむら殿が今までどれだけ己を守ってくれたかを理解したまどか殿が願ひを申すところで終了。この時点で拙者は最終回を続けて今すぐにでも見たいという思いに駆られていたが震災による影響で最終回が延期などとなっていた。ワルプルギスの夜奴は現実にも影響を及ぼすとでも言うのでござろうか拙者は震災による被害を受けた地域の復興を願いつつ最終回の放送を切実に待ち続けていたでござる。

 

そして待ちに待った最終回。拙者は「ほむら殿を救うことを対価にまどか殿と協力して倒す」と云う展開を期待していたでござるが余りにも浅はかであった。まどかの願いは果てしなく大きく全てを覆す展開が待っていたでござった。

 

「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい」

 

げにこれができれば今まで幾度も直面してきた問題は起こらず魔法少女という道を選んだ者達は救われるのでござる。されども魔女が生まれなくなるのではなくまどか殿が魔女が生まれそうになれば消し去るという最早この世界における神とも云へる概念となってしまったのでござる。この後に描かれる本来のまどか殿の家ではまどか殿はいない者として描かれていた。まどか殿は自分という存在を犠牲に全ての魔法少女を救ったのでござる。

神にも等しいまどか殿は全ての時間軸の時間を見ることができる故ここにて真にほむら殿が己を助けてくれたかぎりなき朋友であることを知るのであった。このシーン

f:id:nir_ebagnir:20190929212137j:image

 

萠ゆる!これは萠ゆるでござる!

 

いやはやかくに素晴らしいアニメを見たのは久しきことであった。拙者は今まで萠ゆることだけを考えて生きてきた愚か者でござった。しかし、かくに素晴らしく重き話は最早アニメの域を超えたと言っても良いだろう。これこそ神話でござる。美少女、魔法少女、百合、萌えというオタクなる者共を引きつける要素で塗られたハードSF作品と言えるでござるな。

まどマギは文学、南総里見八犬伝超えと言っても過言ではなかろう。

 

されどこの最終話、ほむら殿のまどか殿を守るという拾話に明かされた真の目的が達成できたのでござるが、まどかが神にも等しい概念になったという結末ならば本当にしたかったほむら殿とまどか殿とかけがえのない日常を過ごすという「目的の先」は存在しないのでござろう。それ故ほむら殿、そして拙者達が望んだ真のハッピーエンドには辿り着くことはできないまま終わりを迎えたのでござる。テレビの前の拙者は制作スタッフへの感謝を述べることしかできぬがほむら殿は納得できるのであろうか?こうしてできたのが映画、叛逆の物語でござる。

そなたらはもう見たでござるか?

拙者はもう見たでござるよ藁

そしてBlu-rayも買ってしまったでござる!これでいつでも見られ…るわけではないでござる。

拙者のテレビは江戸時代から使っているからビデオテープにも対応しておらぬ、江戸時代にはビデオは無いから当然でござるな。

拙者は今でもまどマギの劇場版の再上映を切実に希望しているでござる。せめて家でBlu-rayなる物を再生できるならば良いのでござるがな…

 

では諸君、最後に宣伝でござる。

なんと「魔法少女まどか☆マギカ」の外伝に当たるソーシャルゲーム「マギアレコード」がアニメ化するでござる!

f:id:nir_ebagnir:20190929213609j:image

拙者はまどマギの続編をもう6年も待ったでござる!このブログを最後まで読んでくれたそなたらならもう見るしかなかろう。

拙者ももちろん見るでござる!されどその前にテレビを治さないといけないでござるな!あの忌々しき鹿を倒し「ちでぢか」なる伝説の力を手に入れねばならぬ。

こうしてはおられぬ!拙者はこれから大和の国に赴きてテレビを映らなくしたあの鹿を駆逐してくるでござる!そなたらも武道に励むかアニメに励んでほしいでござる。

ではさらば、暇申して。

 

長月念玖 がべ